大分に根差す百貨店トキハと住まいを取り扱う⽇鉄興和不動産が
お客様の「くらし」に関するワークショップを共同開催。
くらしのあり⽅が⽇々変化し、多様化するなかで、
いま､そしてこれから、お客様が求めるものを共に再考し、
より良いサービス・商品への活かし方を探ります。
[2023.11.23開催]
ーインテリアコーディネート編ー
数名のグループでアイデアを出し合いながら、
プロのインテリアコーディネーターと理想の住まいをコーディネート。
理想の住まいについて考えてみました。
実際のワークショップの風景
ワークショップの流れ
日鉄興和不動産株式会社
リビオライフデザイン総研
ファシリテーター（当時）
佐藤 有希
岩手県釜石市にて復興住宅プロジェクト担当の後、社内シンクタンク立ち上げを行い、15以上の新商品開発、10社以上との共創に携わる。2021年、豊かな暮らしを考えるリビオライフデザイン総研を設立。
セキスイデザインワークス株式会社
総合企画室
インテリアコーディネーター
森山 真理
「快適で住みやすい家」「美しく住まうためのインテリア」などをテーマに数々の家づくりに携わり、現在はインテリアコーディネーターやハウスメーカー営業、リノベーションプランナーなどを対象に育成講師を務める。
グループごとに
５つのインテリアスタイルの中から
自分らしいインテリアイメージを決定。
5つのインテリアスタイル
-
「カジュアルインテリア」
-
「北欧インテリア」
-
「クラシックインテリア」
-
「モダンインテリア」
-
「アーバンインテリア」
参加者はグループに分かれて5つの中から目指すインテリアスタイルを決定。
そのスタイルをもとに、部屋全体への影響が大きい
壁紙、ファブリック、カーテン、照明器具を選んでいきます。
各グループごとに基となるインテリアスタイルを相談して決定。
グループごとに選んだ素材を
プロのインテリアコーディネーターにアドバイスをもらいながら
コラージュボードに貼っていきます。
コラージュボードって？
インテリアコーディネートでは、想像だけでシミュレーションをすると、テーマや一貫性がない散漫な印象になることが多々あります。
そこで、コラージュボードにテーマカラーや素材等を貼ることでイメージを固めることができ、一つの方向性に沿ってお部屋の家具や雑貨を統一することができます。
プロのインテリアコーディネーターもお客様とのイメージの共有に使用する大事なツールです。
どれも可愛くて迷います。
プロのインテリアコーディネーターの先生が丁寧にアドバイスをしてくれます。
グループ内でのアイデアをまとめ、
お部屋のデザインを発表！！
各グループ、熱のこもった発表が続きます。
各グループのデザインを見て
人気投票を実施。
どのグループもテーマに沿ったコンセプトがあり、みなさん投票に悩んでいます。
各グループのインテリアデザインはこちら
【Aグループ】カジュアルインテリア
当初は、「北欧の和モダン」を目指したのですが、一番最初に壁紙を決めた関係で、もう少しカジュアルな方向にしたほうがいいんじゃないかの意見がありみんなで相談しながら方向転換して、カジュアルインテリアにもっていきました。
point
- 空間が間延びしないよう金色などのメタリックを入れてアクセントに。
- クリアなタイルを付けたことで優しい印象に。
- クッションとカーテンは最初の自己紹介でやった好きな色を取り入れた。
【Bグループ】アーバンインテリア
シンプルな中にも落ち着いた大人っぽさを出せるようイメージしてインテリアを選びました。最初にみんなで壁紙を決めてから、それに合う素材を探していきました。
point
- 壁紙にラメ入りのものを入れてシンプルな中に華やかさをいれた。
- シンプルになりすぎないようにアクセントカラーに赤系のカーテン。
- クッションにはレースや柄物のファブリックを使ってゴージャスな雰囲気を。
プロのインテリアコーディネータから
これからトレンドになるカラーオンカラーを使ったかなり濃厚なデザインで、色やトーンを揃えてたちょっと上級者向けのインテリアになっていますね。
どこか懐かしい居心地の良い空間をイメージできる感じがとても良い出来だと思います。
【Cグループ】モダンインテリア
都会の街の雰囲気を醸し出そうと大人のモダンなコーディネートを選びました。その中に、ちょっと遊び心を加えるようなファブリックを選ぶことで、こんなお部屋に住んでみたいという大人のお部屋づくりを完成させました。
point
- シックな色味の中に、シルバーゴールドの差し色で都会的な雰囲気に。
- 単色の青×黒で遊び心をいれたクッション柄。
- カーテンは最初の自己紹介でやった好きな色を取り入れた。
プロのインテリアコーディネータから
シルバーゴールドを使ったモダンインテリアで、シンプル&クールという基本を押さえた良い空間になっています。さらに、ラインをしっかり出したことでクールさを兼ね備え、単色系のカラーや内装のチョイスが非常に良いですね。
【Dグループ】カジュアルインテリア
最初は北欧インテリアのイメージで始めましたが、ピンクのカーテンを使いたいねとなり、ラグやファブリックのカラーを統一していったら、少しカジュアル寄りになったかなと思います。全体的には優しいトーンで仕上げました。
point
- 落ち着いたピンクのカーテンで子供っぽくならないように。
- グレージュ系の森林柄の壁紙でナチュラルな印象に。
- 柄が入ったクッションをアクセントにした。
プロのインテリアコーディネータから
少し優しいピンクをベースにしたことで、大人っぽい雰囲気を醸成しています。トレンドでもあるグレージュの森林画の壁紙が、カジュアルな中にナチュラルさを併せ持っていて、ちょっとホッとするような清潔感のあるインテリアになっていて非常に良いと思います。
人気投票1位に選ばれたのは、
このインテリアデザイン！
【Cグループ】モダンインテリア
講評
インテリア
コーディネーター
森山
どのグループもとても素晴らしかったのですが、Cグループのモダンなデザインが優秀作品となりましたね！
最近は、かなりクールでシンプルというトレンドがありますので、
そこに票が集まったのかなと想像しております。
ファシリテーター
佐藤
本当に、どのグループも僅差で素晴らしかったと思います！
選ばれたデザイン案は、今後大分で進めていくリビオのマンションシリーズのモデルルームで活用予定です。また、今回みなさんが制作いただいたコラージュボードについては、他の機会でも是非参考にさせていただけたらなと思っております！
インテリアコーディネートでは、自分の趣味や思考をあらためて把握することが大切です。テーマを決めて物・配色・素材を選んでいくことで、自分の好きを見つけることができます。
心地よく過ごせる住まいこそが理想の暮らしに近づけると考え、今後も暮らしの一助となるようなサービスや商品の可能性をこの取り組みを通して探っていきます。
参加者の声
プロのインテリアコーディネータから
真ん中のニュートラルゾーンから、かなり打ち出しの強いアクセントクロスに変えてからの方向転換が非常に素晴らしかった。そこを活かすためにラインを入れたり、ブルーのカーテンで統一感を出したりと、うまくまとまっています。